強化部長 西村 卓朗様
ンドカボニフェイス選手との契約で国内初の電子調印式を実施。多くの選手を抱えるスポーツチームに不可欠なサービスへ
J2リーグで大活躍中の水戸ホーリーホック。創立25年を迎えた今年は飛躍の年になりそうですね。
今年はクラブ創設25周年の記念すべき年。昨年は初めてJ1ライセンスの交付も受けるなどクラブとしても成長を見せ、今年は初めからJ1昇格を具体的な目標として選手・スタッフがチーム一丸となって取り組んでいます。
ここまでトレーニングに集中できるようになったのは、昨年できたクラブハウス「アツマーレ」の存在が大きいですね。練習環境、トレーニング環境、選手用のシャワールーム・更衣室、事務室などハード面の改善は水戸ホーリーホックにとって1番の課題でした。「アツマーレ」ができる前は、毎回練習場所を確保し、そこに選手・スタッフが集合する。選手にベストな練習環境を提供できないのはもちろん、選手・スタッフ間のコミュニケーション統一をするのが本当に大変でした。
2018年2月に行政協力のもと、廃校となった旧・城里町立七会中学校を活用しクラブハウス「アツマーレ」が完成したことでハード面の環境が整い、育成や若手選手の受け入れを強化できるようになりました。
今回、ンドカボニフェイス選手との契約で、国内初の電子調印式を実施しました。クラウドサイン導入の背景を教えていただけますか。
強化部の大事な仕事であるチーム編成の中で、選手交渉における条件合意後から契約締結までの時間短縮と業務効率化は課題でした。
選手契約においては、選手・チーム・エージェントの3者間で行われることが多く、初回顔合わせの後、条件面のやり取りを複数回、その後3者揃っての捺印を経て契約締結が完了します。
契約締結業務は通常シーズンオフに実施することが多いので、帰省や旅行等で全国各地に散らばる選手たちとのスケジュール調整や事務作業を1人で全選手対応しなければならず、大きな業務負荷となっていました。
クラウドサインの導入により、チーム側の作業負荷が改善するのはもちろん、選手にとってもシーズンオフに余計な手間がなくなり、時間を効率的に使えるとても便利なサービスだと思っています。
ンドカ選手との契約に先立って、営業活動でもご活用いただいていたそうですね。
はい。はじめは「これで本当にいいの!?」なんてパートナー企業様からびっくりされましたが、実際クラウドサインを使って契約締結してみると「便利でした!こちらの作業効率も上がって助かりました」なんて言葉をいただきました。
茨城県内のみに留まらず様々な地域で活動をしており、パートナー企業様ともすぐに会えるような環境ではないので、郵送のコストや手間がなくなったのは本当に助かっています。
ずばり、クラウドサインはスポーツ業界をどう変えていくと思いますか?
東南アジアでは選手契約の電子化は一般的だと聞いています。日本でもスポーツ選手の輸出入が頻繁になる中で、ますます電子契約の存在は欠かせなくなってくると感じています。
クラウドサインは法的な安心感や使いやすさに太鼓判がありますし、サッカーだけではなく、野球、バスケットなど多くの選手を抱えるスポーツチームに不可欠な存在となって行くでしょう。
また、クラウドサインにより業務改善が成されたことで、チーム経営や選手育成にもっと時間を費やせるようになって行くと期待しています。