「メールボックスで埋もれてしまいがち」という課題さえクリアされれば、BtoCビジネスでもさらに普及が進むのでは
貴社の事業内容について教えてください
エステティックサロン「ミス・パリ」「ダンディハウス」をコアに、美の総合商社として、“美”と“健康”に関するさまざまな事業にグループ全体で取り組んでいます。美容室「Euphoria」、日本を五感で体験できるスパ「WASPA」、オンラインショッピングサイトの運営、そして美容学校やミス・インターナショナルの運営なども手がけています。
クラウドサインをご検討いただいた経緯を教えてください。
雑誌「WEDGE」に特集されていたクラウドサインさんの記事を見て発見し、採用を検討しました。
どのようにクラウドサインをご利用いただいているのでしょうか?
現状で、クラウドサインを利用している場面としては、
① 弊社サービスをご利用いただいている個人のお客様との事務手続き
② 新卒社員との内定・入社関連書類
③ NDA等の企業間契約
この3つが主なものになります。
今後の活用策として、1,000人規模に拡大した従業員との書類のやりとりに利用することも検討しています。
クラウドサイン以外の、他のツールとの比較検討はされませんでしたか?
比較はしましたが、やはり御社弁護士ドットコムのネームバリュー、信頼感は圧倒的でした。
それと、営業の方の対応が良いです。問い合わせたことに即座にレスポンスをいただけて、いつも助かっています。あまりに私が質問してばかりなので、「そんなことも分からないんですか?」と怒られてしまっても不思議ではないぐらい、頻度高くお世話になっています(笑)。
クラウドサインをご利用いただいての一番のメリットはどのようなところでしょうか
一般的には、クラウドサインのメリットを「劇的なコスト削減」と捉えている企業が多いと思います。しかし、当社の利用方法では、印紙代や紙・インク代のコストを細かく積算しても、それほどのコストインパクトはありませんでした。
では、何をメリットと感じているかというと、見えないコスト、特に書類をお送りした相手からの応答スピードの速さです。弊社からお送りして、遅くとも10分後には「合意完了」のリアクションを受信者であるお客様や相手方から頂けています。これが一番のメリットです。
受信者にとっても、クラウドサインに素早く応答することによって弊社と次のステップに進めるという手応えがあるので、双方のコミュニケーションをスムーズにする、よいツールだと思っています。
とはいえ、BtoCビジネスで利用している立場としては、クラウドサインに課題を感じるときもあります。
とおっしゃいますと?お客様からご覧になって感じるクラウドサインの課題を教えていただけますでしょうか
それは、メールという手段をベースにしている点ですね。
たしかに、ビジネス上の連絡はメールが重宝されています。一方で、私どものようなBtoCサービスの送信先は、個人の方もいらっしゃいます。個人にとっては、メールはもはや使われなくなりはじめているのが実情だと思います。
もちろん、メールアドレスは持っていらっしゃいますが、個人にメールをお送りしても、大量のメルマガや迷惑メールに埋もれて、すぐにメールボックスの下の方に流れていってしまいがちです。
ではSMSで送信するかというと、これはこれで弊社側にも送信料がかかってしまいますし、LINEなどのカジュアルなメッセンジャーアプリでは、契約書や事務書類などのやりとりに使うにはあまり馴染みません。
この問題を解決する何かうまいコミュニケーションの取り方を考えていただけると、大変ありがたいです。
貴重なご意見をありがとうございます。BtoCの契約をかんたんにするソリューションについても、現在開発を進めております。
アプリで簡単に契約が締結でき、どこでも閲覧ができ、忘れたころにアラートが発信される、そんな契約の未来を実現していただけることを期待しています。