紙での契約では締結まで10日間はかかっていたところが約2日で締結できるようになり、ビジネスの早期収益化に貢献してくれています。
貴社の事業内容について教えてください。
ITを活用した人事領域でのイノベーションを目指す、いわゆるHRテックと呼ばれる事業に特化した企業です。2003年に創業し、おかげさまで2016年に東証マザーズに上場をさせていただきました。
現在は、従業員約40名で成功報酬型求人メディア「Green」、組織改善プラットフォーム「wevox」、ビジネスマッチングアプリ「yenta」という3つのサービスを開発・運営しています。
どのような契約でクラウドサインをご利用いただいていますか。
主に、弊社の組織改善プラットフォームサービスである「wevox」をご利用いただくお客様との契約で、クラウドサインを活用しています。
wevoxはリリースから1年も経っていませんが、現在250社以上の企業様にご利用いただいています。我々もびっくりするくらいのスピードでご利用いただく企業様が増えているため、クラウドサインには非常にお世話になっています。
wevoxのお客様には、最初に無料トライアルを提供しています。その際に、必要事項を確認させていただき、弊社から申込フォームを送信します。その後クラウドサインで返送いただくことで契約締結、アカウント発行というフローを採用しています。
クラウドサインの導入をご検討いただいた経緯をお聞かせください。
お客様からサービス利用の意向をいただいてから契約締結が完了するまでにかかるスピードと工数に、課題を感じていました。
wevoxはSaaSで、かつ先ほど申し上げたように1ヶ月の無料トライアル期間があることもあって、収益化ポイントが後ろ倒しになりやすいビジネスモデルです。お客様が有料ステータスになるまでの期間と工数はできるだけ短くしたいのが正直なところです。これを改善する手段の一つとして、電子契約サービスの導入を検討しました。
確か、Facebookの広告か何かを拝見して問い合わせフォームでご連絡を入れたところ、すぐに電話をいただきまして、そのレスポンスの速さにとても驚いた記憶があります。
他の電子契約サービスも検討されましたか?
同じような大手クラウド契約サービスと比較しました。料金体系もそうですが、UIや機能が圧倒的にクラウドサインさんのほうがわかりやすく、実際に使っていくイメージが持てたので、迷わず導入を決めました。
クラウドサインのUIや機能で特に気に入っていただいている点、活用法などをぜひお聞かせください。
当初の機能になく、弊社からも要望をお伝えしていた「チェックボックス」機能です。
申込書の内容の中でも特に重要な「請求単価」と「支払期日」について、それぞれの欄に必須のチェックボックスを設置しました。このチェックボックスは必須項目として設定しているので、入力がないと契約が締結されません。これにより、お客様と弊社との認識の齟齬が発生しないよう工夫しています。
導入の効果は実際に出ているでしょうか。
これまで契約締結に最大で10日程はかかっていましたが、約2日程度で締結が完了するようになり、支払いに関するトラブルもなく、間違いなく効果は出ていると思います。
最近はクラウドサインの認知度も上がっていて、お客様から利用を断られることはほとんどありません。「wevox」では約90%のお客様がクラウドサインで締結してくださっています。ただ、大手企業さんから「NGではないのですが、電子契約に慣れていないので手続きに時間がかかってしまいます。紙で回したほうが早いのですが…。」という、面白い反応をいただいたことはありましたね(笑)。
今後の活用プランをお聞かせください。
クラウドサインペイメントに期待しています。今後のロードマップには入っていると御社から伺っていますが、月額課金に対応していただければ、決済と契約が一つにまとめられ、回収リスクも減りますので、大変助かります。