インターネット業

ライターの契約書 、フルリモートなら電子化を

  • 2017年12月4日(月)
株式会社OND
社外取締役 松田光憲様

「起業当時から関係者全員がリモートとわかっていたので、クラウドサイン以外の選択肢はなかったですね」

貴社の事業内容について教えてください。

株式会社ONDは、株式会社はてなの創業者である近藤淳也が2017年10月に立ち上げたばかりの会社です。はてな時代に近藤が去年立ち上げた「物件ファン」という事業を譲り受け、ONDの事業として運営しています。私も今ははてなを辞めて、社外取締役という形で関わっています。

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ユニークな物件情報を掲載するサイト「物件ファン

物件ファン」はご覧になっていただくとわかるのですが、ユニークな物件情報を掲載するサイト。物件を見るのが好きな方って結構いると思うのですが、このサイトは個性豊かな物件をエンターテイメントとして楽しんでいただくもの。不動産を実際に探していなくても楽しめる内容にしています。マネタイズとしては、現在はディスプレイ広告と記事広告が中心です。今後は「物件ファン」以外にも新しい事業をやっていこうと思っています。

クラウドサインを利用しているのはどのような契約でしょうか?

まずは、記事を書いてくれているライターさんとの業務委託契約です。現在月間150記事くらい掲載しています。それから、広告記事を出稿してくれている不動産会社の広告の申込書です。従業員は現在1名ですが、その雇用契約もクラウドサインで行いました。今後あらゆる契約書をクラウドサインで行う予定です。

クラウドサインを利用することになったきっかけはなんですか?

実は、はてな時代にクラウドサインを導入したのは私なんです。はてなでは、人事総務の責任者をやっていました。当時ブロガーさんとの契約を紙でやっていたのですが、とにかく面倒だったので、導入してみたという感じです。社内・社外共に抵抗はなく、導入はスムーズでしたね。

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株式会社OND 松田光憲様

「物件ファン」関連の契約は、はてな時代は紙で締結していました。今回ONDを起業するにあたって全ての契約をクラウドサインで行うことになりました。というのも、ONDにはオフィスがありません。代表の近藤、社員が1名、そして社外取締役の私、パートナーであるエンジニアさん、デザイナーさん、ライターさん、それぞれが日本各地に散らばっており、集まる機会はほとんどないんです。フルリモートワークの会社としては、逆に他の選択肢はありませんでしたね。紙を送るにしても、送る先がどこなんだという感じですから(笑)。

確かにフルリモートであれば、紙の契約書を回覧する、なんてことがそもそも物理的に難しいですね! 相手先の反応はいかがですか?

ブロガーさんの時もスムーズでしたが、今回の不動産会社の場合も全く抵抗なく使ってもらえていますね。シンプルなUIですし、使い方で困ったという話は聞いたことがないです。

ありがとうございます。ちなみに、クラウドサインの他のツールとの比較検討はされませんでしたか?

特にしませんでした。何しろ弁護士ドットコムさんがやっているサービスですので。その信用力で決めましたね。

なるほど。クラウドサインを利用して良かったところはどんなところでしょうか?

契約締結までのスピードがとにかく速いこと。シンプルなこと。あとは、見える化できるのは魅力ですね。契約書が今どこで止まっているという進捗がみられますし、これは便利ですね。

今後クラウドサインを導入したいという企業に向けて、アドバイスはありますか?

大きな会社であれば、ルーティンで使っている契約書から導入して、広げていくやり方が良いでしょうね。あとはもちろん、リモートワークの会社については全ての契約について導入するのがオススメですね。

今後のクラウドサインに期待することはなんですか?

契約書の有効期限、自動更新か、などの付帯情報も合わせて管理できるといいですね。あとは、ロールに応じた権限付与。それから、相手先企業の担当者に送るんですが、決裁者に回せるような機能もあればなと思います。

付帯情報については現在開発しておりまして、決裁者に回す機能はすでにありますね。転送機能、ぜひ使ってみてください。権限についても、順次取り組んでいければと思います。

すでにあるのですね!早速使います。今後のクラウドサインも楽しみにしています。

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