業務効率化の成功事例まとめ

Salesforceとクラウドサインを連携し、業務効率化に成功した事例5選

「顧客に契約書を紙で送付するのが面倒」
「契約書の内容にミスがないかチェックするのに時間がかかる」
「締結完了した契約書をPDF化して顧客管理ツールにアップロードするのに時間が取られてしまう」

契約書作成フローと、顧客情報管理ツールが紐づいていないと、契約書の作成や管理にかかる時間が膨大になり、本来の営業活動に支障をきたしてしまうケースがあります。

そんなお悩みをお持ちの企業様におすすめなのが、Salesforceとクラウドサインを連携して、業務効率化する方法です。

Salesforceとクラウドサインは、どちらも業務効率化に役立つツールですが、連携することで、Salesforceからボタン1つで顧客に契約書や同意書などを送信することができるようになります。

この記事では、実際にSalesforceとクラウドサインを連携して業務効率化に成功した5社の事例をご紹介します。

この記事のポイント

  • 5社それぞれの課題と、Salesforceとクラウドサインの連携によってどのように解決されたのかがわかる
  • 契約業務の効率化、コスト削減、顧客満足度向上など、具体的な効果を知ることができる
  • 業界や企業規模を問わず、様々な事例が紹介されているので、自社に合った活用方法を見つけることができる

 

こんな方におすすめ

  • Salesforceとクラウドサインの連携に興味がある方
  • 契約業務の効率化に課題を感じている方
  • 業務効率化に役立つツールを探している方

 

この記事を読んで、Salesforceとクラウドサインの連携による業務効率化のヒントを見つけてみてはいかがでしょう。

※編注:この記事ではクラウドサインを導入いただいた企業様の導入事例インタビューの内容をご紹介しています。記事の内容、企業様の情報は取材当時のもので、最新情報とは限りません。

さまざまな企業の業務効率化の成功事例を読みたい方はこちらのページもチェック。

「求人広告はスピードが命」申込書や契約書をSalesforceで作成&送信、コストダウンも(トラコム株式会社)

(トラコム株式会社、2024年)

(トラコム株式会社、2024年)

この成功事例のサマリー
✔クラウドサイン Sales Automationを導入
✔Salesforceから直接、申込書や契約書を自動で作成し、送信できるように
✔契約締結が完了するとメールとSalesforce内の表示で気付ける仕組み
✔申し込み〜契約まで営業担当者1人でほぼ完結

 

求人広告の出稿代行などで企業の採用活動を支援しているトラコム株式会社は、CRMツールとしてSalesforceを活用しています。すでに他の電子契約サービスも利用していましたが、コストや連携の面で課題を抱えていました。より低コスト、かつ効果的なシステム連携で生産性を上げたいと考えていた同社が選んだのは営業支援クラウド「クラウドサイン Sales Automation」でした。

同社では、Salesforceとクラウドサインを連携することで、Salesforceの画面から直接、申込書や契約書を自動で作成し、送信できるようになりました。

Salesforceの管理画面にある「クラウドサイン送信ボタン」のイメージ(※ボタン内の文言は変更可能です)

Salesforceの管理画面にある「クラウドサイン送信ボタン」のイメージ(※ボタン内の文言は変更可能です)

同社では、それまで、契約締結に1件あたり平均0.9日かかっていたのが、「クラウドサイン Sales Automation」導入後は0.4日まで短縮したそうです。

その他にも、以下のような効果が得られました。

得られた効果

  • 契約書の記載ミスが減少
  • 複数のテンプレートに合わせた契約書を作成する手間が減り、人件費削減

 

同社によると、「求人広告はスピードが命」。

「お客様に対して最適な掲載先・掲載内容などを提案しつつ、申込書を素早くやりとりしなければなりません。こういった業務においてはクラウドサイン Sales Automation』が生産性向上や顧客満足度に大きく貢献してくれるのではないでしょうか」(トラコム株式会社DXチーム 伏見知七子様談)

▼トラコム株式会社の詳しいインタビュー内容はこちら

サービスリニューアルを機にクラウドサイン Sales Automationを導入。スピーディーな契約締結で顧客満足度向上(ヤマト運輸株式会社)

(ヤマト運輸株式会社 、2021年)

(ヤマト運輸株式会社 、2021年)

 

この成功事例のサマリー
✔フルフィルメントサービスのリニューアルを機会にクラウサイン Sales Automationを導入
✔Web上での申し込みフォームをSalesforceで管理できることが導入の決め手に
✔スピーディーにリニューアルできたことで、高い顧客満足度を実現

 

ヤマト運輸株式会社では、「クラウドサイン Sales Automation」を、フルフィルメントサービス(※Eコマースや通信販売において、商品の受注から発送、在庫管理、返品対応までの一連の業務を代行するサービスのこと)のリニューアルを機に導入しました。

クラウドサイン Sales Automationの活用場面は、主に以下の通りです。

  • フルフィルメントサービスに申し込みがあったEC事業者に対して、利用規約とサービスガイドを読んでもらった後の同意書を締結

ヤマト運輸では2020年6月からYahoo! JAPANと共同で、「Yahoo!ショッピング」「PayPayモール」の出店ストア向けに商品の保管から受注・梱包・出荷・配送まですべての物流業務をヤマト運輸が代行するフルフィルメントサービスを提供していました。それまでは 大手のEC事業者様向けに展開していましたが、中小規模のEC事業者様からも同サービスを利用したいとの声を受けて、2021年4月、すべての規模のEC事業者様に向けた、パッケージ化によるリニューアルを行いました。

その際、契約業務を効率化するために「クラウドサイン Sales Automation」を導入し、Web上での申し込みフォームをSalesforceで管理することで、一気通貫での管理を実現しました。

Salesforceとクラウドサインの連携によって得られた効果は以下の通りです。

得られた効果

  • 契約締結のスピード向上: これまで紙で行っていた契約締結フローが電子契約に変わったことで、申し込みから契約締結、利用開始までの時間が大幅に短縮。
  • 顧客満足度の向上: サービス利用開始までのスピードが向上したことで、多くの顧客から高い満足度を獲得。
  • 業務効率化: 契約業務が効率化されたことで、営業担当者が顧客対応など本来の業務に時間を割けるように。
  • 契約状況の可視化: 導入状況を可視化できるようになり、経営面でも大きな効果。
  • 管理工数の低減: 煩雑だったアナログ業務から脱却し、管理工数を削減。

 

「今回『クラウドサイン Sales Automation』を導入したことにより、フルフィルメントサービスのリニューアルをこのスピード感で実現でき、またご利用いただいているお客様から高い満足度を得ることができました。また、契約の迅速化や導入状況の可視化など経営面で大きな効果がでています。ビジネスにおいては様々な契約が存在しますので、他のサービスにおいてもより契約書の電子化を進め契約締結のスピード化やリスク管理強化を進めていきたいと考えています」(EC事業部 マネージャー 宮原陽平様談)

▼ヤマト運輸株式会社の詳しいインタビュー内容はこちら

DX支援に関わる同意書をSalesforceから直接送信。営業スタッフの負担削減(りそなデジタルハブ株式会社)

(りそなデジタルハブ株式会社 企画室 マネージャー 伊勢野将太様 企画室 矢澤幸宗様、2023年)

(りそなデジタルハブ株式会社 企画室 マネージャー 伊勢野将太様 企画室 矢澤幸宗様、2023年)

 

この成功事例のサマリー
✔りそなデジタルハブは、顧客のDX支援を事業としており、その一環として自社もデジタル化を推進
✔Salesforceとクラウドサインを連携することで、Salesforce上の操作で同意書を送信
✔契約にかかる時間を1件あたり30分程度短縮
✔営業スタッフが本来の営業活動に時間を使えるように

 

りそなデジタルハブ株式会社は「DXしたくても何から手をつけたらいいのかわからない」という企業のDXを支援をしています。単なるSaaSの導入サポートに止まらず、伴走して企業が抱える課題を深掘りし、それを解決するための提案力に強みがあります。

同社では、Salesforceとクラウドサインを連携させることで、以下のように業務効率化を図りました。

* 顧客情報の登録: 顧客がアンケートに回答し、その情報がSalesforceに登録。
* 同意書の送付: Salesforceに登録された顧客情報を基に、クラウドサインを通じて同意書を送信。
* 同意書の管理: 送信された同意書のPDFファイルをSalesforceに自動保存。これにより、確認のために他のツール画面に移動する手間が省け、いつでも進捗状況を確認できるように。

具体的には、りそなデジタルハブでは、顧客にDX支援を提案する際、提携パートナーなどにお客様の情報を共有するための同意書にクラウドサインを導入しました。この同意書は、契約書ではなく、社印を必要とせず、担当者のサインのみで済むため、電子化のハードルが低いという利点がありました。

この連携により、同意書の送付から管理までがSalesforce上で完結し、業務効率が大幅に向上しました。

得られた効果

  • 同意書締結1件にかかる事務作業の時間が30分ほど短縮
  • Salesforce上で締結の進捗状況をいつでも確認できる
  • 締結済み同意書のPDFファイルがSalesforceに自動で保存されるので、管理の手間を省ける
  • 契約書を紛失するリスクが無くなった

 

同社では導入から半年でほぼ100%の同意書をクラウドサインでやり取りできるようになりました。

紙の契約書をやり取りしていた頃は、同意書を受け取り忘れたのでもう一度アポを取り、後日訪問するということもありましたが、クラウドサイン導入後はそうした手間はなくなりました。

「同意書をいただくときお客様に『電子(契約)で』と伝えると『さすがだね』と言われることが少なくない、と営業部門から聞いています。ちゃんと同意書がデジタル化されているとわかると、DX支援という我々の事業の性質上、安心感や信頼感が得られるのではないでしょうか」(伊勢野様談)

▼りそなデジタルハブの詳しいインタビュー内容はこちら

派遣法改正に即対応。Salesforce×クラウドサインで契約業務を効率化(シューペルブリアン株式会社)

(シューペルブリアン株式会社 人材サービス事業部 拠点長 宗久昌明様、マーケティング担当 亀井隆幸様 、2022年)

(シューペルブリアン株式会社 人材サービス事業部 拠点長 宗久昌明様、マーケティング担当 亀井隆幸様 、2022年)

 

この成功事例のサマリー
✔派遣スタッフとの雇用契約書やクライアント企業との労働者派遣契約書でクラウドサインSalesforce版を活用
✔契約書の作成から送信、進捗管理、保管まで、全ての契約業務がSalesforce内で完結
✔以前は契約締結に1週間〜10日かかっていたが、導入後は1日もかからななくなった

 

シューペルブリアン株式会社は、Salesforceを基幹業務システムとして導入していましたが、当初は活用が十分に進んでいませんでした。その後、2021年1月の労働者派遣法改正により、労働者派遣契約の電子化が可能になったことを機に、Salesforceと連携可能なクラウドサイン Salesforce版(※)を導入し、契約の電子化を推進しました。

※インタビュー当時「クラウドサイン Salesforce版」として展開していたサービスは2025年現在、「クラウドサイン for Salesforce」と名称変更しているため、以下は全て「クラウドサイン for Salesforce」と表記します

具体的には、以下の方法でSalesforceとクラウドサインを連携し、Salesforce内で契約業務が完結するようになっています。

  • 契約書の作成とアップロード: 別システムで作成した契約書をSalesforceにアップロード。
  • 契約書の送信: Salesforce上から、派遣スタッフやクライアント企業へクラウドサインを送信。
  • 契約書の進捗管理: 送信後の契約書の進捗状況は、Salesforceのダッシュボードで確認。
  • 契約書の保管: 締結済みの契約書は、PDF形式でSalesforceに自動的に保管。

同社では、主に以下の2種類の契約書でクラウドサイン for Salesforceを活用しています。

  • 派遣スタッフとの雇用契約書
  • クライアント企業との労働者派遣契約書

この連携により、契約業務の効率化、コスト削減、契約締結のスピードアップといった効果が得られました。

特に、契約締結までの時間が大幅に短縮され、以前は1週間から10日かかっていたものが、導入後は早ければ1日もかからずに完了するようになりました。また、契約書の検索や管理もSalesforce上で行えるため、情報へのアクセス性が向上しました。

さらに、紙の契約書で発生していた封入作業や郵送の手間、コストも削減され、1ヶ月あたり約15万円のコスト削減に繋がっています。また、電子化により、紙の保管スペースの節約にもなっています。

同社は、クラウドサイン for Salesforceの導入にあたり、現場の業務を理解した上で、導入方法を検討しました。これにより、導入後の現場の混乱を最小限に抑え、スムーズな社内浸透を実現しました。

「私としては同じ業界のライバルかどうかは関係なく、派遣会社のみなさんはどんどん電子契約サービスを導入してほしいと思っています。そのときには、業務内容ごとに別々のツールを使うような『点』の導入ではなく、ツールをできるだけ統一して連携させて使う『線』でのデジタル化を推進してほしいですね。そういった派遣会社が増えていけば、業界全体がDXでもっと盛り上がるんじゃないかなと考えています」(亀井様談)

▼シューペルブリアン株式会社の詳しいインタビュー内容はこちら

契約業務のボトルネック解消。Salesforceとクラウドサインでスムーズな契約フローを実現(株式会社エルテス)

(株式会社エルテス 、2021年)

(株式会社エルテス 、2021年)

 

この成功事例のサマリー
✔Salesforceとクラウドサインを連携することで、ボタンを1つ押すだけで契約書などの書類が送信可能に
✔各種契約書のほか、サービス申込書や研修所、契約内容の変更に関わる通知書でも利用
✔契約にかかるスピードがアップし、1.5日程度かかっていたものが大幅短縮

 

ちょっとした失言、あるいはいわれなき誹謗中傷が、あっという間にネット全体に波紋を広げ、個人や会社の活動に大きな影響を与えてしまう。誰もがSNSで気軽に発信できるようになったことで、そうした「炎上リスク」を負うことになるケースが増えてきています。そんなネットの炎上、誹謗中傷などの解決にフォーカスしているのが株式会社エルテスです。

株式会社エルテスでは、Salesforceを社内システムとして導入しており、クラウドサイン for Salesforceを活用しています。

クラウドサイン for Salesforceの活用場面は主に以下の通りです。

  • 基本契約書、 秘密保持契約書、業務委託契約書などの契約書類
  • サービス申込書、検収書、契約内容の変更にかかわる通知書など

契約書を送付する際には、Salesforceに登録されているクライアント企業の情報を取得し、連携させることで、契約書PDFをアップロードしてボタンを1つ押すだけで送信できる仕組みになっています。

Salesforceとクラウドサインの連携によって得られた効果は以下の通りです。

得られた効果

  • 契約締結のスピードアップ: 紙の契約書では締結完了までに1週間ほどかかっていたものが、クラウドサイン for Salesforceを利用することで、平均1.5日程度にまで短縮
  • 契約業務の効率化: クラウドサインとSalesforceの連携により、契約書データが自動的に所定の場所に格納
  • コスト削減: 契約書に貼る印紙代や郵送代といったコストを削減
  • 契約状況の可視化: Salesforce上で契約のステータスを即座に確認できるように
  • 証跡の確保: 案件、契約、契約書類、検収書類について、Salesforce上で整合性を持たせて紐づけることで、証跡としてきちんと残せるように

 

また、Salesforceとクラウドサインを連携することで、 営業部門と法務部門の連携もスムーズになったそうです。

契約書の格納作業が効率化されたことで、法務部門が営業部門から締結済み契約書の格納を催促されることがなくなりました。また、営業担当者がSalesforce上で契約依頼を完結させられるようにしたことで、新たな作業を増やすことなく、契約業務を行えるようになっています。

エルテスでは、電子契約導入にあたり、社内向けに電子契約の説明会を開催し、導入コンサルティングサービスも活用することで、社内の理解を深めています。さらに、社外のお客様向けにも資料を作成し、営業部門が顧客に説明する際に困らないように工夫しています。

「導入コンサルティングサービスでは『電子契約とは何か』という基礎から説明していただき、法的に安心なサービスであることの理解も進みましたし、他社での利用実績を踏まえて運用フローの提案や必要なタスク整理、社内規程のここを変えないといけないといったアドバイスまでいただけたのは助かりました」(コーポレート本部 コーポレートデザイン部 法務グループ 安田裕貴様談)

▼株式会社エルテスの詳しいインタビュー内容はこちら

クラウドサインと他システムの連携に興味がある方へ

クラウドサインは100以上のサービスと連携が可能です。クラウドサインをさまざまなシステムと連携することで契約締結に関わるさまざまな作業の自動化、効率化を実現することが可能になります。

クラウドサインと連携可能なサービス

クラウドサインと他システムの連携に興味のある方は、ぜひ以下お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。

なお、クラウドサインでは契約書の電子化を検討している方に向けた資料「電子契約の始め方完全ガイド」も用意しています。電子契約を社内導入するための手順やよくある質問をまとめていますので、電子契約サービスの導入を検討している方は以下のリンクからダウンロードしてご活用ください。

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クラウドサインではこれから電子契約サービスを検討する方に向けた「電子契約の始め方完全ガイド」をご用意しました。電子契約サービスの導入を検討している方はダウンロードしてご活用ください。

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