「契約書一元管理」と「印紙コスト削減」に湧く関西法務・知財EXPO
関西では初の大型展示会出展となる法務・知財EXPOの様子をレポート。東京とはまったく違う「課題ありき」の切実なご相談を連日いただいています。
連日600名超のお客様がご来訪
13日より幕を開けた日本初の法務・知財EXPO。併催されている採用・働き方改革等をテーマにしたエリアと比べ、法務・知財エリアは出展ブース数がややまばらな印象がありましたが、会期がスタートしてみるとそんな不安もどこへやら。弊社ブースだけでも 連日600〜700名を超えるお客様 が訪れてくださり、盛況となっています。
関西圏での大規模展示会出展は事実上初ということもあって、クラウドサインとの商談を目的に訪れていただく方もいらっしゃり、混み合うお昼の時間帯は商談をお待ちいただくお客様も出てしまうほど。
対策として2日目より担当者を東京から増員し、これまで直接お会いできなかった関西圏の大手企業さまに対して、弊社サービスをじっくりとご案内するまたとないお時間を頂戴しています。
共通課題は「契約書管理」と「コスト削減」の両立
関西圏のお客様とお話をしていると、関東圏のお客様との大きな違いを感じます。顕著なのが、お客様のほとんどが 「ツールありき」ではなく、あくまで「課題ありき」 でその解決手法探しをしていらっしゃるところです。
東京方面では最近、AI活用やRPA等をテーマにした展示会や出展企業が増えています。「話題の技術を使って、法務領域で新しくどんなことができるようになるのか?」を考えるにはよいのですが、興味先行型の来訪者が多く商談に結びつかないことも少なくありません。それに対し、この関西では2日間で1,200名を超えるお客様のほとんどが、
- 契約書の保管・データ整備・リスクマネジメントに手をつけたい
- しかし管理コストは少しでも下げたい
と、契約書管理の徹底とコスト削減の両立 を実現したいという、かなり明確な意志をもってお見えになっています。
そのため、ブース内ミニセミナーを行いながら関西のお客様の感想を直接伺っていると、東京ではもうお客様のほうから「聞き飽きた」と言われるぐらいに浸透した 電子契約では印紙コストが発生しない という副次的メリットに、多くのお客様の関心が集中していました。それだけコストに敏感なのだろうと思います。
私の方でもセミナーの内容に急遽収入印紙に関するスライドを追加したりと、東京モードとはチャンネルを切り替えて、ご説明を行っています。
300名を超える申込者が足を運んでくださったネスレ日本法務部様との特別講演
また今回、主催のリードジャパンさまより特別講演のご依頼を受け、弊社取締役橘がネスレ日本美馬様とともに登壇させていただく機会を頂戴しました。
300名を超える申込みをいただいたとのことで、前列から後方まで一切隙間のないすし詰め状態。私も仕事柄こうした展示会に出席し取材をしていますが、ここまできれいな満席は滅多に見かけません。
登壇をご一緒くださった美馬先生からは、 リーガルテックを導入する企業がどのような心構えでそれらに向きあうべきか、ツール導入をゴールにしないことの重要性 について、ネスレ日本での実際の運用術・導入までのプロセスを踏まえて具体的にノウハウを提供していただきました。
ネスレ日本法務部は、クラウドサイン・LegalForce・hubble等をはじめとする数多くのツールを、お試しではなく実際に業務の中に取り込まれている日本一のリーガルテックユーザーです。
「その昔にeメールを最初に業務に取り込もうとされた方々も、周囲に理解を得るために説明を尽くす努力をされたに違いない。業務にイノベーションを起こすためには、いつもそうした痛みは伴う」と語られた美馬様。全社を巻き込み本気でテクノロジーを活用しようという企業にしか到達しえない視座とその経験談は、他所では聞けない大変意義深いお話だったと思います。
本日15日が最終日。関西圏のお客様はぜひ足をお運びください。
(橋詰)
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