【レポート】5年後は法務の黄金時代へ—Legal Tech Japan Tour in 大阪
4月19日に開催したクラウドサイン初の大阪遠征イベント。60人近くの参加者をお迎えし、法律文書作成テックの未来についてディスカッション。あわせてHubbleとLegalScriptから新プロジェクトの発表も行われました。
関西のみなさまと直接お会いできる機会がようやく実現
オフラインイベントを数々開催してきたクラウドサインでも、なかなか重い腰が上がらず実現できていなかった 関西圏での自社イベント。
会場となった billage OSAKA 様のご協力のもと「Legal Tech Japan Tour in 大阪」を無事開催いたしましたので、その様子をレポートしたいと思います。
当日はご用意していた 60席あまりの座席も綺麗に満席 となり、定刻の19:00に予定通り開会。東京と比べてカッチリとしたスーツ姿のご参加者が多いことも相まって、厳かな雰囲気でのスタートとなりました。
HubbleとLegalScriptからはそれぞれ新プロジェクトを発表
まずはクラウドサイン事業部長 橘からのご挨拶の後、私から米国を中心とした 海外の契約系リーガルテックの先進事例 をご紹介。今回は30分と少し長めの尺をいただけたということもあり、動画を使って実際の操作画面もできるだけ細かくご覧いただきました。
その後休憩時間を挟んで、「日本のリーガルテック」編へ。東京から駆けつけてくださった株式会社Hubbleの早川様より、法律文書のバージョン管理をWordとクラウドの組合せで簡単に行えるHubbleをデモンストレーション。
積極的に笑いを取りに行くスタイルの早川社長のおかげで、いくぶん緊張感のあった会場の空気もだんだんとリラックスしていきます。Hubbleを一般解放し、多数の専門家が一つの契約書ひな形をブラッシュアップしていくプロジェクトの発表 もあり、モデレーターであるはずの私が興奮してしまいました。
そして地元大阪リーガルテックを代表して、法人登記DIYサービスLegalScriptの紹介。こちらもこの日にあわせてサプライズ、開発中の新サービス「会社設立登記サービス」を初お披露目。
杉野さまからは、電子署名にかかる費用も含め無償キャンペーンを予定という嬉しい発表もありました。
5年後は「法務黄金時代」の到来
これらのリーガルテックの現状を踏まえて、イベントの総まとめ「契約書・法律文書作成はこの先5年でどこまで変わるか?」をお題とするディスカッションパートに突入しました。
- 将来AIが大化けをすることはあるにせよ、5年程度では法律業界のディスラプトは起こらない だろう
- 一方で、この2年での リーガルテックベンチャーへの資金供給が豊富 なことから、テクノロジーの正常進化が進むことは間違いない
- 「契約アナリティクス」を中心にテクノロジーを使いこなす法務パーソンが企業内で存在感を増し、5年後は法務黄金時代 を迎えているのではないか
こんな力強いメッセージで締めくくったあとはそのまま懇親会へ。スタートのころの厳かな雰囲気はどこかへ消え、参加者のみなさまが登壇者を次々と捕まえて、積極的な意見交換をしてくださっていました。
こうしてLegal Tech Japan Tour in 大阪は無事閉幕。ご参加くださった皆様には改めて御礼を申し上げます。
弊社内ではすでに「次は福岡で開催」という声も。共催に名乗りをあげていただける九州発ベンチャー企業がいらっしゃれば、ぜひお声かけをいただければと思います。
(橋詰)
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