クラウドサインは「スキャン」サービスを忘れていました
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印刷も、ハンコの押印も、印紙も、郵送もすべてが不要になる。それがクラウドサインによる電子契約のメリットです。このメリットをさらに魅力的なものにするべく、機能改善に日々努めています。
一方で、「機能改善」のレベルにとどまらず、サービスとして何か大きく足りていないものがあるんじゃないか?と、ゼロベースの目線で定期的に自分たちのサービスを見つめ直すようにもしています。
私も法務経験者として、一度頭を真っ白にして考えてみようと思い、まだクラウドサインをお使いでない一般的な企業が契約書をどう取り扱っているか想像しながら、iPad Proに汚い走り書きでメモを書きながら考えていました。
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Wordで契約書を作り(make)
プリントアウトして製本し(print)
押印し(sign)
郵送し(send)
相手から送られてきた押印済み契約書をスキャナーで取り込んで(scan)
データとして保存し(storage)
必要に応じて検索する(search)
・・・・あれ?make、print、sign、send、storageはクラウドサインですでに可能もしくは不要となっていて、searchももうすぐ機能強化されるのですが、
そういえば、scanは誰がするんだろう?
いまだ紙の契約が多いこの日本でも、すでに多くの企業が、締結済みの紙の契約書をスキャナーでデジタル化して、PDFなどの電子ファイルで保存・閲覧できるようにし始めていると思います。このスキャンの手間って、いざやろうとすると大変ですし、非生産的な作業です。
紙の契約書から電子契約に移行しましょう、と言っているのに、紙の契約書をスキャンするサービスがないのはおかしい。そんなことに今さらですが気づきました。クラウドサインの既存ユーザーを想定するばかり、紙が発生しない前提での機能改善に偏ってしまっていたようです。
プロダクト担当に確認したところ、複数のお客様から強いご要望もいただいており、エンジニアと開発を進めているとのこと。2018年のそう遅くないタイミングで、ご提供ができると思います。お引き合いがございましたら、弊社営業担当(salesアットマークcloudsign.jp)までご連絡いただければ、ご案内いたします。
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そしてまもなく、ファイル検索機能もグレードアップして、契約開始日や終了日などの基本項目、その他任意に入力した項目で保存して検索できるようになります。解約予告の期限をリマインドする機能なども、あわせて実装予定です。
スキャンサービスの開始で、クラウドサインではじめから終わりまですべてを電子化できる世界がいよいよ実現します。
(橋詰)