「アシスタントさ〜ん!、あのお客さんにNDA送っておいてもらえます?」の「アシスタントさ〜ん!」を「OK,Google(オッケーグーグル)!」に置き換えてみた



先日、弁護士ドットコムのLegalTech Labがリリースしたリーガルテックの入門編的サービス「交通事故過失割合Chatbot(チャットボット)」は、おかげさまで大好評。こんな風に、法律×テックの掛け算でサービスを生み出せるのが、弁護士ドットコムの強みの一つでしょう。

私も、このチャットボットほど大掛かりなものでなく、日々日々のビジネスの中で発生している面倒なことも簡単に解決できるようになればいいなあと思いながら、サービスのタネを探しているところです。

例えば、企業間で頻度高く交わされているNDA(Non Disclosure Agreement、秘密保持契約書)の締結プロセスなんかは、面倒なことだらけでサービスのタネの宝庫 だと思っています。

ひな形に従って内容に合意ができても、さあ調印しようと思うと・・・

印刷して、
製本して、
押印して、
相手に郵送して、
相手から返送されるのを待って、
返送されたらファイルして、

と、意外に工程がかさみます。

一定の規模の企業ですと、法務担当者のみならず、営業アシスタントさんの貴重なリソースの何%かを、確実に奪っていると思うんですよね。もちろんクラウドサインがこの多くの工程をカットするお役にたてるサービスの一つであると自負はしているのですが、もっと気楽に、カジュアルに、契約書を通じたコミュニケーションができないものか?

そこで、クラウドサインチーム兼LegalTech Labのエンジニアでもある瀬戸口さんに、こんなことをお願いしてみました。

「NDAのひな形を取引先にサクッと送れて、あわよくばすぐ結べちゃう仕組み、作ってもらえませんかね?」

okgoogle_2

「ええよ(あっさり)」

そして、3時間ぐらいでサクッと作ってくださったのが、Google Homeを使ってクラウドサインをさらに便利にしてしまう「クラウドサイン #ASSISTANT(正式リリース未定)」 です。

okgoogle_3

瀬戸口さんのアイデアはとってもシンプル。

ふだん、現実世界のアシスタントさんにお願いしているように、

「OK, Google(オッケーグーグル)、橘さんにNDA送っておいて!」

とGoogle Homeに話しかけると

「弁護士ドットコムの橘さんに、NDAを送信します」

とGoogle Homeが応え、名前に対応した相手先メールアドレスに対し、自社のNDAのひな形をベースにした電子契約の依頼メールを送信してくれるというもの。

okgoogle_4

エンジニアの方なら、Webサービスを便利に連携してくれるIFTTT(イフト)はご存知の方も多いと多います。ご存知ない方や、Google Homeとの連携の実例をもう少し詳しく知りたいという方は、Googleの中の人でもあるKazunoriさんのQiitaなどが参考になります。

▼Google HomeにつぶやくとTwitterでつぶやくやつ、IFTTTですぐできた
https://qiita.com/kazunori279/items/fdadbfde58ed133bb9d5

▼cloudBitとIFTTTで「おとうさんいまどこメーター」を作る
https://qiita.com/kazunori279/items/7dbbb525ab0cf6d5d9b5

ソースコードはこんな感じ。

okgoogle_5

ご入用のお声がそこそこいただけるようであれば、本サービス化も検討させていただきたいですね。

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